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レース観戦にも役立てよう!知っておくと便利な解説辞典 サイクルビギナー辞典

スプリント競技

トラックレースでのマッチレースの代表がこのスプリント競技。別のページに掲載されている「スプリント」と混同されるかもしれないが、こちらは競技種目名。昔はスクラッチと呼ばれていた(競技内容はまったく違うがこの種目名は今もある)。このスプリント競技で世界選手権10連覇の金字塔を打ち建てた中野浩一選手のご活躍は、この世界に身を置く者ならほとんどの方がご存知だと思う。偉大なことである。これは歴史的な国有財産とも言うべきスポーツの功績。でも、もっと一般にも拡がってしかるべきだといつも感じている。10年にも及ぶ軌跡は、自転車競技に関わらずとても大きな財産だから。

つい熱くなってしまった。話を戻そう。

スプリントの競技進行は、トラック競技の強者優先というスタイルをよく表している。そこで、ここでは普段はあまり目にすることが少ないと思うこの競技の進行方法に絞って、ごく簡単に話を進めていこう。なお、ここでは男性の競技進行に限って。なおかつ、予選については大きな大会指向で。予選以外は全大会おなじ。

まず最初に、予選の200メートルタイムトライアルでタイムの上位18名が選出されて、その選手が本選のスプリントトーナメントに進出する。このタイムトライアルはバンクの周長に応じて周回数が決められていて、その最終周回で、200メートル手前からゴールラインまでのタイムを計測する。簡略させて、これを俗にハロンともいう。

で、ここが一番の注目点だが、次に、対戦相手の組み合わせを一番速い選手と一番遅い選手から「1組、2組、・・・」と順々に18名を9組まで組み合わせる。競技の進行に従い、それぞれの対戦で勝者と敗者がいるわけだが、勝者9名は、次に述べる敗者復活戦で勝利した選手3名も交えた次の12名のラウンドへ。敗者は3名づつ対戦する3組の、その敗者復活戦へまわる。そして、その後もトーナメントの進行に伴い、常にこの組み合わせが基本となる。まさに強者優先のやり方だ。

ちなみに、準々決勝からは2本勝負で行う。それまではすべて1本勝負。負けたらそこで終わり。準々決勝に進出するくらいの選手達は、実力が均衡してくることから、2本勝負が1対1になったりもする。その時は3本目で勝敗を決する。そして、実力が均衡している選手同士はゴールラインでの着順判定が微妙になることも無いとは言えない。なので、この組み合わせは、できるだけトーナメントをスムーズに進行させるためにも有効なやり方だ。それと、ゴールの判定自体がほかの競技種目に比べて圧倒的に多いので、労力を軽減させる目的もあったのではないかと思う。

なお、トラックレースでは、このスプリント競技がルールの基本になっている。トラックレースは、それぞれの種目ごとに専用のルールもたくさんある。しかし、走行中の危険行為の禁止など、諸々の、狭いバンク内で安全にレースを進行させるために存在するルールは、この競技が基本だ。

それから、忘れてたけど、もちろんゴールラインに先着した方が勝ち。この場合、タイムはまったく関係ない。しかし、参考タイムは一応計測する。これを「上がりタイム」と言ったりもする。もしかすると、選手によっては、こっちの方が予選タイムよりも良かったりするかもしれない。いずれにしても、一目見て勝ち負けがストレートにわかる理解しやすいレースだけど、その展開はスリリングでもある。ここでの説明が足りない分は「スタンディング」のページを見ていただくと、よりわかりやすいかもしれない。

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