バイクメンテナンス
フレームを保護するガラス系コート剤で耐水性と耐光性アップ
先週から急に洗車が増えてきました。最近は、ほぼ一日置きに開店前の朝の一仕事が日課です。店長、洗車はけっこう好きです。泥汚れのバイクが見違えるようにきれいになるのは気持ちがいいものです。
今年はクロスバイクの洗車も多いですね。洗車がメインではなく、あくまで洗車を含めたメンテナンス。バイクの状態からきっと通勤に使われているのでしょうね。
今回作業させて頂いたバイクも、ワイヤーが錆びていたのでいつ切れるかわからないから交換して、チェーンも一緒に交換したのでシフトもスムーズになって快適なバイクに生まれ変わりました。
そして、もうひとつ快適性がアップしたのがフレームの見栄え。ガラス系のコート剤でコーティングしたフレームは輝きが増しました。
WAKO'Sのバリアスコートをフレームにコーティング施工
フレームに施工したコーティングは、成分がガラス系のポリマーです。ガラスコーティングと言いたいところですが、「ガラスの鎧」のような塗装表面のクリア被膜を硬くするガラスのコーティングとは違います。
でも、撥水・ツヤ出し・塗装の保護に効果があり、汚れが付きにくくなります。撥水性があるということは、泥汚れなども落ちやすくなるということですね。日常的にバイクをセルフクリーニングする時も手軽に行えて便利だと思います。
特に、トレーニングでロードバイクに乗っていると、ダウンチューブの裏側にいろんなものが不着しますが、虫の死骸とかこびりつくと、それを剥がそうとした時に塗装やクリアが一緒に剥がれることもありますよね。店長も経験あります(涙)。このような虫のこびりつき防止にも効果大。
ただ、ガラスコーティングと違い持続性は短く、バイクを外で日常的に乗られている場合は効果は2ヶ月くらいだと思います。コーティングを持続させるためには定期的に施工する必要があります。
洗車のオプション「ガラス系コーティング施工」
バリアスコートは、自転車のケミカル剤としてはけっこういいお値段がします。車をお持ちの方は車のボディと自転車に併用して使えるので使い道が増えてよいのですが、自転車だけに使おうと思ったら二の足を踏んでしまうかもしれません。
アティックでは、洗車のオプションで【ガラス系コーティング施工】もお受けしていますのでよろしければ洗車の時にご利用ください。
ガラス系コーティングは表面に被膜を作ることで雨や日差しからフレームを守ることにもなるので、塗装の退色防止にも効果が期待できます。
愛車はいつまでもきれいな状態で乗り続けたいですよね。バイクの経年劣化にも関係してくると思いますが、もしご自分でコート剤を用意して施工する場合は、いくつか気をつけなければならないことがありますから少し挙げておきます。
セルフメンテナンスでコート剤を施工する時の注意点
自転車フレームの塗装は車のボディほど強くはないです。重ね塗りの回数が少ないから。なので、しっかりとしたコーティング効果を期待したいなら、施工は水が残っている状態よりもしっかり拭き取ったあとに行ったほうがよいですね。
もちろん、気付かないゴミとか付着していると塗装を傷つけてしまうので、バリアスコートを使う時は洗車が前提です。必ず洗車してからバイク全体をすべて洗い流したあとに行います。
施工作業は、まず最初にタオルを2つ用意します。水拭き用とコート剤の拭き取り用。生地はできるだけ柔らかいものが好ましいです。バリアスコートに付属しているような専用のタオルがベスト。生地が固いタオルではコート剤でフレームをキズから保護するつもりが逆に塗装を傷付けてしまうかもしれません。
コート剤はフレーム以外にも使えますが、部品に使う時はタオルに吹き付けてから軽く擦る感じで塗布させます。フレームのほうには直接塗布させたほうがよいです。パイプごとに2回か3回シュシュッと吹き付けて伸ばす感じで。
それと、フレームに吹き付ける時はブレーキ回りは必ず覆って施工してください。もしパッドに付着してしまったら、パーツクリーナーなど油分が落ちるクリーナーで十分に拭きとってください。付着したままだと走行中のアクシデントにつながりかねません。くれぐれもご注意ください。
アティックからのお願い
洗車はバイクのメンテナンスついでにご依頼される方も多いですが、もちろん洗車だけでもお受けしています。ただ、洗車は営業前の朝に行っているため、お預かりして翌日にお渡しとなります。
洗車は朝だけのため、当日お持ちになっての当日渡しはできませんので洗車をご予定される場合はあらかじめご了解ください。
また、作業が込み合っていると翌日のお引取りが難しい場合もありますので、洗車の方はご来店前にお電話でご確認いただければと思います。お急ぎでなければご予約をおすすめします。よろしくお願いいたします。