バイクメンテナンス
洗車で防げるアクシデント
自転車のオフシーズンが近づいてくるにつれ、ロードバイクの買い取りも増えてきました。シーズンオフなのにどうしてとお思いでしょうが、いろいろと事情があってもう乗らなくなったからと冬を前に売却を決断する方や、新しいバイクに乗り換えるために手放すという方も、この時期は多くなるんですね。
買い取りが増えるということは洗車掃除も忙しくなります。店頭で販売するロードバイクは汚れたままでは店内に陳列できないから。
そこで、店長は買い取りのたびに1台1台丁寧に洗車掃除するんですが、今回は、ついでにマイバイクも一緒に洗車しました。チェーンとか油汚れがずっと気になっていたので。自分のバイクは数ヶ月ぶり。ピカピカになったバイクは乗る時も楽しさ倍増です。定期的な洗車掃除おすすめです。
洗車掃除でパンクを回避
長期的にみて、ロードバイクのメンテナンスで一番大事な整備作業はなんだと思いますか?
長期的にということは、長く乗るためにということです。それは、定期的に、洗車掃除をしたうえでバイク全体を点検しておくことではないでしょうか。
では、なぜ、洗車掃除が必要なのでしょうか。それは洗車しなければしっかり油汚れが落とせないから。油汚れが落とせなければ、ギア関係の磨耗が早まります。バイクの寿命も縮まります。点検整備をする時に、バイクが汚れていると異音とか出ている時にも調整に支障を来したりするのです。原因を特定するのが難しかったり、余計な手間が掛かります。(ママチャリではよくあること)
そして、手入れをしないバイクはどんなに高価なバイクであっても、塗装が色褪せたり部品が錆びたりすると、その価値が薄まってしまいます。だから、店長は洗車掃除がとても大事だと思うのです。
そういうわけで、定期的に、買い取りバイクを洗うついでに自分のバイクも一緒にメンテナンスしているわけなんですが、今回は洗車のおかげで未然にアクシデントも防ぐことができました。あぶなくパンクしてしまうところだった。
タイヤの大敵「金属の破片」
いつ踏んでしまったのか。直近で走ったのはフェイスブックで書き込んだ家族サイクリング、でもこの時はこういう金属片が落ちているような道路は走っていないし、やっぱり普段走っているトレーニングコースのどこかで拾っていたんだろう。
先回の異物はスローパンクの原因になってしまったけど、今回はセーフ。でも気付かずにそのまま走り続けていたら、この破片だったらそのうちどこかで必ずパンクしていたはず。去年の二の舞はもうごめんだ。氷点下の中でのパンク修理はつらいもんです。
今年も雪が降るまでは寒くても外で乗るつもりですが、でも、パンク対策はしっかりしておかないとトレーニング中に体調を崩してしまうことにもなりかねません。店長は出先でパンク修理する時はいつもCO2ボンベを利用しています。いつもは問題ないのに、実は、去年のその寒い日に限ってボンベが使えませんでした。
CO2ボンベを使う時の注意点
ボンベが使えなかった原因は、アダプターのヘッドの針が外れていたこと。サドルバッグに入れていたから振動で外れてしまったんですね。こんなに簡単に針が動くとは思わなかった。かじかんだ手でようやく入れ直して何度か試してみたものの、その作業は結局徒労に終わる。アダプターの針は一度外れてしまうと原状復帰は難しいようです。
仕方がないから携帯ポンプを使って、ようやく5気圧くらい入ったところでやっとパンク修理終了。でも、この気圧では、またリム打ちでパンクする心配もあるし、低体温症にもなりそうだったので、トレーニングはそこで中止。
パンクは数年ぶりで、この日を境に味覚がおかしくなったり、体調を崩して数ヶ月間自転車に乗れなくなった原因は、きっと、氷点下の中で30分間も悪戦苦闘したからだと思います。バイクだけではなく、携帯する機材は定期的に点検しておいたほうがよいですね。代償が高く付かないようにするためにも。
ちなみに、以前、友人とトレーニングしていた時に、彼が携行していたボンベのねじ山が腐食していて、そのボンベが使えないことがありました。CO2ボンベ利用者は、ボンベのほうもたまに点検したほうがよいですね。
今年は冬もローラーでトレーニングする予定です。写真のとおり後輪タイヤはもうツルツルですが、ローラーで履きつぶす予定なので、雪が降るまでもうちょっと頑張ってもらおう。