11月に入り、ロードシーズンも終盤を迎えていますが、この時期はシーズン中活躍してくれたロードバイクのメンテナンスが欠かせない時期でもあります。今週はぐずついた天気が続くようですね。そろそろオフシーズンに入る準備を始められている方も多いかと思います。

先週も何台かロードバイクの洗車とメンテナンスをさせて頂きましたが、現在開催している洗車割引キャンペーンも残すところあと一週間。バイクを室内で保管される方や、オフトレで室内トレーニングをされる方も、ぜひこのキャンペーンをご活用いただきバイクをリフレッシュさせてください。

自転車を洗うという習慣がない方や、スポーツバイクは汚れてきたら定期的に洗車したほうが長く使えるということを知らない方のために、今回はロードバイクを例に洗車についてご紹介していこうと思います。

アティックは中古ロードバイクの専門ショップ。お蔭さまで、今ではロードバイクをお求めの方はほとんど中古車がお目当てのご来店。今年は新車のご注文は数台だけでした。もちろん、店内の陳列バイクはすべて中古車なのですが、中古といっても見た目は新車と間違える方も多いくらい、クォリティの高いバイクを揃えています。

陳列バイクがなぜこれほどきれいなのかというと、それは、まず洗車して汚れを落とす。さらに、洗車のあとでも残っている汚れをコンパウンドで徹底的に取り除きながら液体ワックスで磨く。そして、コーティング剤を塗布してピカピカに仕上げる。

以上のような工程を経ているからですが、これを、まったく乗っていない新品同様のバイクは別として、買取り後はほぼ全車に行います。

で、まず洗車だけでどれくらいきれいになるか、先週作業した中から洗車後のバイクを一部ご紹介しましょう。洗車前の汚れている状態と、同じ撮影角度で洗車後の状態です。全体写真だとわかりづらいので切り取って拡大します。

まずは、BianchiのGOLD RACE TEAMの洗車前。（チェレステが明るいからか実車よりきれいに映ってる感じ）

洗車後。

次に、けっこう汚れていたRIDLEYのTRITON S。（特にギア周りが目立ちましたのでさらに拡大して）

洗車後。（ホイールは換えてますがギアは同じです）

洗車だけでもこんなにきれいになるんですね。この2台は前述のメンテナンスを施工したのち消耗部品を取り替えてすでに販売できる状態となっておりますが、どれだけ変わったか、洗車する前のバイクも見てもらって比較して頂きたかったです。

通常の洗車掃除では、部品はすべて装着したままで洗車します。この状態でも隅々まできれいに掃除できるけれども、汚れの程度次第では難しい場合も。ギアにびっちり固化した油汚れがこびり付いていると、その汚れは通常の洗車では落とせないケースもまれにあります。

でも、そんな時はオプションで、スプロケットを外して1枚1枚手作業で油汚れを落とすことも可能です。ただし、かなり時間が掛かるので汚れの程度によって作業時間を見積もっての料金体系となります。10年以上経ったバイクなど、あまり手入れをされていない状態だとすべての油汚れを取るのは難しい場合もありますが、洗車の際は必要に応じてご用命ください。

もちろん、年数が経過していても、かなり汚れが目立っていても、油が固化していない状況であればけっこうきれいになりますね。ますますギアの輝きも増して、新品同様の状態を再現できることも。ギアの抵抗が軽くなってビュンビュン走れるようにもなるし、バイクへの愛着も増すこと間違いなし！

自分のバイクは相当汚れていて気にはなっていたけど、それならばという方は、この機会にぜひお声掛けください。

何点か大事なことをお伝えいたします。電話で洗車をご依頼頂いた際は、事前にいくつか確認することがあって、場合によっては残念ながらお受けできないケースもあったりします。

お受けできないバイクは、Di2仕様のバイクや、電動アシストを搭載したe-BIKEなど。パネルの高いホイールが装着されているバイクも、年数が経過していて洗車でデカールが剥がれる可能性がある場合はお受けできません。接着力が弱まっているからですね。詳しくはこちらの洗車メンテナンスページでご確認いただければと思います。

そして、洗車をご用命いただく際はアクセサリーは外してお持ちください。ライトやサイコンなど、機能障害を防ぐためですが、こちらも先ほどのリンクでご確認ください。明日も1台洗車するバイクを車に積んでます。事前にすべてアクセサリーは外して下さっていたピナレロでした。ありがとうございます！

開店前のひと仕事、きれいにバイクを洗車することに店長は凄く充実感を覚えます。明日の洗車もとても楽しみ！