レースではどういう時にも使える便利な言葉だけど、たとえば「集団に動きがあった」などという場面で使ったりする。あるいは「レースを動かす(集団を活性化させる)」なんていう場合もある。また、アタックを掛けて集団から逃げたあとに「足がいっぱいで、もう動けなかった(極度の疲労のために、次のアタックに追従できなかったとか、自分から仕掛けられなかったということ)」などと悲しいときにも使われたりする。ようするに、前向きなレース姿勢とか、積極的なレース展開の類いに関連して多く聞かれる言葉だ。
いずれにしても、なにかのレース戦略を内在させて行動するときなどの比喩的な表現。日常生活でいう、物理的なそれとはちょっとニュアンスが違う。