駆動系のパートです。ここではトランスミッションを装着する際に気をつけるべき点と、ディレイラーの調整方法をメインにご説明します。
専用工具を使って、まず最初に右側のBBから取り付けます。BBを取り付ける際は、ハンガーにグリスをつけてねじ山が間違って噛まないよう十分注意しながらまわしていきます。もしも最初の引っかかりで少しでも抵抗を感じた場合は、逆回転させて一旦戻してからもう一度やり直します。万一ねじ山が噛んでしまってBBが無理にねじ込まれた場合はフレームが使えなくなってしまいますので十分気をつけてください。しっかりタップ掛けしているハンガーシェルは抵抗なくスムーズに入っていくと思います。
左右ともBBを装着し終えたらクランクセットを取り付けます。ホローテック2の右側のクランクユニットはただ挿入させるだけで、固定は左クランクのほうで行います。
スチールフレームのBBはあまり問題ありませんが、アルミはスチールフレームに比べて最初の引っかかりでスムーズに入らないことがあるので注意してください。カーボンフレームもハンガーはアルミ製ですので慎重に作業しましょう。
アルミ製BBは最初のネジが掛かるまではあまり力をいれずにねじ山があっているかどうかを探る感じで回していくとよいと思います。
ここで、他にも応用が利く作業のコツを一つご紹介します。スプロケットのロックリングを締めるときと同じ要領ですが、BBを装着させる際に、回していく方向に対して一度少し逆回転させるとハンガーシェルにBBをピッタリ密着させることができ、ねじ山が間違って噛んでしまうというようなトラブルも回避できます。逆回転させる時は強く押し当てないよう気をつけてください。左側も同じ要領です。
シェル幅がBSA規格(日本ではJISとも)のBBは右側が逆ネジです。規格がわからない場合はBC1.37×24と表記があればBSA。シマノ製品は「R・L」の表記で右か左か判別できます。ローテーションの向きも印字されているから間違うことはないと思いますが、この表記がないBBを装着する場合はフレームのハンガーを実測してみて68mmであればBSAです。70mmはITA規格で右側も左側と同じ正ネジとなっています。シマノ製品のITA規格BBは36×24と表記されます。
ギアクランクをハンガーシェルに挿入後、左クランクをシャフトの溝に合わせて取り付けたあとクランクの取付ボルトを専用工具で締めていきます。この取付ボルトは現在のモデルではプラスチック製ですが、工具を手で締める場合は最後までしっかり締めてください。サードパーティの工具でレンチを使って締める時は締め過ぎにご注意ください。
次に5mmアーレンキでクランク横の固定ボルトを交互に締めて、最後に黒いクランク脱落防止プレートを押し込んでギアクランクの取り付けは完了です。
プラスチックの「クランク脱落防止プレート」には真ん中あたりに金属のピンが付いていますが、モデルによっては、シャフトに刳り抜かれている穴とピンを押し込む時の位置が微妙にずれてしまい、ピンが入らない場合があります。その場合は固定ボルトを締める前に最初に押し込んでおきます。
反対に固定ボルトを締める前だと入らない時もあって通常は締めた後ですがケースバイケースで対応します。一応入るけどかなりきついなという場合も同様です。もしどちらも入りづらいという場合は、固定ボルトを締めていく途中で何度か試してみてください。
横のクランク固定ボルトを締める時は片側づつを一度に締めるのではなく、両側を交互に締めて均一にトルクが掛かるようにします。
片側を最後まで締めて次に反対側という締め方は、ボルトが緩む原因となりますのでご注意ください。これはクランクだけではなく、2本締めで固定する部品はすべて同じ作業方法となります。
チェーンをつなぎます。その前に、チェーンの長さを決める際にフロント側をアウターギア、リア側をトップギアに掛けておく必要があるため、フロントディレイラー(以下、FD)とリアディレイラー(以下、RD)を最初に取り付けておきます。ディレイラーについてはこのあとの項目で詳しく。
チェーンをつなぐ際は、写真のような工具を作っておくと作業もしやすくフレームも汚れず便利です。コネクトピンで連結する場合は左右ともプレートが面一となるようチェーン切り工具で慎重にピンを圧入します。圧入が足りないとチェーンがスムーズに動かず、圧入し過ぎも同じですが、足りない時は押し込めばよいけど圧入し過ぎは戻せないのでくれぐれも慎重に作業してください。
チェーンをつなぐ場合は下側で行ったほうが作業しやすいです。この時に、チェーンのアウターリンク側(プレートの広いほう)を回転方向の先頭に来るように連結します。チェーンの向きを逆にすると強度が落ちます。ご注意ください。何らかのトラブルでチェーンを一度切ってコネクトピンで再びつなぎ直す場合も同じように作業しましょう。
チェーンの長さは、上述の位置にした状態でRDのガイドプーリーとテンションプーリーのセンターが垂直に重なった位置で長さを決めて切断します。歯数によって多少ずれる場合は、リアのローギアの大きさに合わせて判断しますが、ラージタイプのスプロケットをご使用の場合は、センター位置が微妙な時はテンションプーリーがセンターよりも後方にくる位置で長さを決めるとアウターローでもスムーズな変速を得ることができます。
ピンの圧入を終えたらつないだ箇所がスムーズに動くかどうかを確認します。8sや9sでは左右の出しろが均等でも動きが渋い場合もありますので、その場合はチェーンを横にしごいて動きに引っ掛かりがなくなるまで何度か確認してください。動きが固いと歯飛びの原因にもなり得ます。上述のピンを圧入し過ぎた場合も固いので、しごいても改善しない場合は2リンク切って連結し直すことになってしまいます。
チェーン切りでチェーンのピンを圧入する場合に他にも気をつけておきたいこと。連結後にチェーンがスムーズに動くかどうかは最初の動作が肝心です。チェーン切りのピンをチェーンのピンのセンターに真っすぐ押し当て、チェーン切りの中でチェーンが傾いていないことを確認してそのまま一気に押し込むと比較的固さが少なくなると思います。特に最初からピンがプレートに圧入されているタイプのチェーンはピンが斜めに入らないよう十分ご注意ください。もしも何度も失敗する場合はそのチェーン切りは使わないほうがよいですね。
写真ではチェーンがすでに取り付けられていますが、組み立て順序としてはFDのほうが先です。
シマノのFDにはアウタープレートにギアとのクリアランスを測るテープが貼り付けてあります。はじめて取り付けるFDはそのテープを参考としてもよいですが、プレートの先端側でクリアランスが1mmくらい(目測で)となるよう位置を調整しながら取り付けます。クリアランスが空きすぎている場合はレスポンスが悪くなる場合がありますから気をつけます。
テープは作業が終わったら剥がしましょう。FDはここではまだ仮止め状態にしておきます。
シマノのギアクランクはデュアルSISのコンセプトによって変速タイミングが最適となるよう歯先の形状をデザインしていますので、場所によっては先端が一部欠けているように見える箇所もあります。その場所は避けてクリアランスを確保してください。
FDの外側のプレートがフロントギアのアウターと平行となるように調整します。ここでもまだFDを操作した時に動かない程度に仮止め状態にしておきますが、あとでインナーケーブルを装着して変速調整をすべて終えてから本締めします。バンドタイプのFDの場合、位置が決まらないうちに完全に固定してしまいますと、フレームの塗装状態によっては位置を変えた時にバンドの痕が残ってしまう場合がありますので気をつけましょう。
インナーケーブルの装着はチェーンをアウターに掛ける必要からまずフロント側から行います。ケーブルの固定もここではまだ仮止めです。
フロントをアウターギア、リアをローギアの位置で使うとチェーンがプレートの内側に擦れて音鳴りが発生する場合があります。シマノの製品でトリム機構が付いているモデルは、フロント側のレバーを軽くカチッとあたりがあるまでインナー側に移動させるとこの音鳴りを解消できます。強く移動させるとインナーギアまで落ちてしまいますから軽く動かすのがポイント。この機能が付いていないタイプのFDでは、音鳴りを解消させるため少し斜めに装着する方もいらっしゃるかもしれませんがあまりおすすめできません。その取り付け状態では、カンパなどではフロントをアウターギア、リアをトップギアの位置からフロントをインナーに落とそうとした際にプレートにチェーンが噛んでスムーズに変速しないこともあります。(まあ、この変速の仕方自体が現実的ではありませんが・・)
変速方法に関係してご参考までにチェーンが外れやすい変速の仕方についてあげておきます。走行中にフロントをアウターギア、リアをローギアの状態で(通称:アウターロー)フロントをいきなりインナーギアに落とすとチェーンが脱落する危険性大です。これはギアの組み合わせの位置がチェーンラインから大きくずれるためですが、ペダリングのリズムも一気に崩れてしまいますからこの変速方法は避けたほうが無難です。
もうひとつのチェーンが外れやすい変速方法について。フロントをインナーギア、リアをトップギアの状態で、フロントをアウターギアに変速するとこちらもチェーンが脱落する可能性が大きいです。もともとインナートップの組み合わせは、音鳴りもするしチェーンのテンションも最も弱くチェーンステイも傷付きますから最初から避けたほうが無難です。というか実用的な使い方ではありません。フロントがインナー状態でのリアの推奨ギアはトップギアから4枚目より上側で、もっと重い組み合わせのギアが必要な場合はアウターに切り替えましょう。
ペダルの取り付けは最後でも構いませんが、変速の調整をする際にペダルを持って操作したほうが作業しやすいのでここで取り付けておきます。ペダルの取り付けには、しっかり締まって着脱もしやすいスレッドコンパウンドのグリスがおすすめです。特にチタンシャフトはかじりつき防止からもこのグリスをおすすめします。ワコーズなんかはすごく使いやすいですね。左ペダルはすべての製品が逆ネジとなっています。
アーレンキで取り付けるペダルはこの位置で最後に締めます。左右どちらも同じです。ペダルレンチで取り付けるペダルの場合は、レンチでペダルを逆回転させながら締めていき、最後はチェーンステー付近にレンチをもってきて水平状態にして地面に向かって締めるようにするとしっかり締め付けることができます。
ちなみに外す場合はペダルをBBよりも前側にもってきて、足を掛けて行うと作業がしやすくなります。締める時も外す時も車輪が動かないようにリアブレーキを掛けて行うとレンチに力を加えやすいですね。
写真ではちょうど隠れていますが、RDを装着後にインナーケーブルを仮止めします。
その前に、プーリーのセンターがトップギアの右端に合っているか後方から確認します。ずれていれば、後述する13番の調整方法でプーリーの位置を調整します。ベストな変速機能を得られるようシマノではこのような位置決めをしていますが、カンパの場合はトップギアのセンターとプーリーのセンターが一致するよう調整します。カンパはトップギアでのプーリー位置がセカンド以降の変速タイミングすべてに影響しますので特に最初の位置合わせがとても大事です。
プーリーの位置を調整後、インナーケーブルの固定ネジを締めます。RDのケージを持って、シフト操作をしてもインナーがずれてしまわない程度のトルクで仮止めしてください。インナーケーブルは作業しやすいよう適当な長さにしておきます。長すぎるとシフト操作の時にスポークに絡まります。
使用中に変速ロスが生じないように、アウターケーシング内でインナーケーブルがしっかりなじむようケーブルを何度か引っ張ります。あまり強く引き過ぎないように気をつけながら、前後ともディレイラー本体を持ってインナーケーブルを引っ張ってください。指を傷つけないようタオルなどあてて行います。なじみ出し後はインナーを一度緩めて再び仮止めします。
FDのプレート位置を決めるためにまずRDをもっとも歯数の多いローギアに移動します。新しい商品の場合は、途中までしか移動できないこともありますので、調整ネジの下側を反時計まわりにまわしてローギアまでチェンジしてください。ローギアのセンターとプーリーのセンターが一致するよう同じく調整ネジで微調整します。プーリーがセンターよりも左側にずれている場合は時計まわりにまわして右側に移動させます。チェーンの脱落防止のためにも必ずローギアのセンターも合わせます。
写真をみると上下に調整ネジが2個ついています。下がロー側、上がトップ側で調整するネジです。カンパの場合は横に並んでいて左がロー側、右がトップ側となります。ロー側とトップ側のそれぞれの役割ですが、どちらも時計まわりに締めるとディレイラーがフリーボディを中心として内側に移動し、反時計まわりに緩めると外側に移動します。全モデル共通です。カンパも同じです。
RDのローギアにチェーンを移動したのち、FDのプレート内側がチェーンにあたらないよう左側の調整ネジでプレート位置を調整します。普段のメンテナンスでもインナーローのギア位置でプレートにぎりぎりあたらない程度に調整しますが、グレードによってチェーンリングの歪み具合が異なりますので、ギアクランクを回転させながらチェーンが触れない位置で調整します。
調整時はインナーケーブルは一旦緩めて外しておきます。というか固定ネジを緩めるとだいたい外れてしまいます。調整を終えたらもう一度ケーブルを仮止めします。
FD調整の際はケーブルが長すぎるとリアホイールに絡まるので適度な長さにカットしておくと作業がしやすいのですが、調整の際に顔を近づける時はくれぐれもお気をつけください。インナーの先端で事故など起きないよう先端にはテープを巻いておくとよいです。作業中はインナーの先端は細くて見えにくいから、目にでも刺さったら大変です。
調整ネジは進行方向に対して左がインナー側、右がアウター側です。廉価モデルの場合はその逆になっている場合もあります。カンパは全てのモデルが左がインナー側、右がアウター側です。
調整方法について。FDもRDと同様、時計まわりに締めるとディレイラーがギアクランクを中心として内側に移動し、反時計まわりに緩めると外側に移動しますが、ここではRDと作業の仕方が若干違います。インナー側でプレートを内側に移動する場合は、FDはRDよりもテンションが強くそのまま締めますと固定ネジに対する負担が大きくなりますので、プレートを手で浮かせながらネジを締めるようにすると誤ってネジの頭をつぶすようなこともありません。外側に移動させる場合はそのまま反時計まわりにネジを緩めればOKです。インナーケーブルをセットしたあとに再調整した場合はケーブルを張りなおします。
RDをトップギアに移動し、今度はアウタートップの状態でアウター側の外プレートにチェーンがあたらないように調整します。プレートとギアのクリアランスが空きすぎている場合はインナーからアウターへチェンジした際にチェーンが脱落することもありますので、ここのクリアランスは最小限に調整します。ただ、実際に走行する場合はハンガー部分が左右に少しウイップしますから、もしも走行中にアウタートップでプレートにチェーンが擦るようでしたらもう少しクリアランスを取ります。
何度かフロントのギアチェンジを繰り返してみて問題がなければFDを本締めして固定します。同時にインナーケーブルも本締めして完全に固定します。FDのケーブルは何度も本締めを繰り返すと固定箇所が切れたりすることもありますので気をつけてください。
外プレートを内側に移動させる場合は、クランクを回さない状態でレバーのみインナー側に操作して調整ネジを締めてもう一度レバーをアウター側に戻して状態を確認します。もう少し移動させる場合はこれを繰り返します。
インデックスシステムとなっているシマノのFDは、ワイヤー巻取りがカチッという音とともに調整幅が限られますので、調整幅はフレームのチェーンライン等の仕様設計に準じてしまう場合もあります。FDのセッティングは、初期状態でワイヤーの張りを確保しておくことが重要です。
FDの調整ネジは走行中の振動で緩んでくることも考えられますのでたまに確認してみてください。
FDの調整を終えたのちにRDのギアチェンジを行ってみて正常に動作するかを確認します。
ロー側とトップ側へそれぞれ一段づつ繰り返し変速してみてください。スムーズに変速しない場合は、もう一度プーリーのセンターがトップギアの右端に合っているか確認します。調整が必要ならば一旦インナーケーブルを緩めて作業します。プーリーのセンターがトップギアの右側端よりも内側にある場合は、上のトップ側調整ネジを反時計まわりに緩めて調整したのちにケーブルを張りなおします。外側にずれている場合は時計回りに締めて合わせます。再調整後にチェンジがOKならばインナーケーブルを本締めして完全に固定します。
FDの調整後、RDのほうは調整が必要ない場合はそのままインナーケーブルを本締めして固定します。
現在のインデックスシステムのRDはワイヤーの張りに影響を受けます。ワイヤーが緩ければシフトダウンの際になかなか変速せずにもたつくことがあり、逆にワイヤーの張りが強すぎるとシフトアップの際にチェーンが落ちづらい時もあります。これを解消するためにここのアジャストボルトでワイヤーの張りを調整します。
アジャストボルトをRDに向かって反時計まわりにまわすとワイヤーが張られてRDは内側に移動し、時計まわりにまわすとワイヤーが緩んでRDは外側に動きます。ですから、トップノーマル(ケーブルをセットしない状態でチェーンがトップ側にあるモデル)のRDでは、チェーンが上に上がりづらい場合は反時計まわりで、下に落ちづらい場合は時計まわりにアジャストボルトをまわして調整します。
ギアチェンジを繰り返しながらチェンジに引っ掛かりがある場合は、そのギアの位置でペダルを回しながら少しづつアジャストボルトをまわしてベストな変速タイミングになるよう調整しましょう。
変速タイミングを確認しながらギアチェンジをする場合はトップ側から一段づつ行いますが、一箇所を終えてまた次のギアに移動しても同じように引っ掛かりがある場合もありますから、その位置でもまた同じように調整し一段一段移動させながら確認します。10Sの場合は、モデルによっては7枚目や8枚目あたりではレバーのストロークをしっかり操作しないと変速しづらいケースもありますから注意しましょう。
RDは使用年数の経過とともにガタつきが出て変速タイミングがずれてくる場合があります。また落車した場合もそのダメージでタイミングがずれる場合があります。その場合もここのアジャストボルトで調整します。落車以外で調整してもベストな変速が得られない場合は残念ながらその機材は寿命ですね。交換時期です。
ビギナーには変速調整はわかりにくいこともあるかと思いますが、慣れればそれほどむずかしくはありません。ただ、混同するかもしれませんのでちょっとおさらいを。
10番と13番、それと14番で説明している変速調整はそれぞれ役割分担が違います。10番と13番は可動範囲の両端を設定しているだけで、14番のアジャストボルトはその範囲内でベストに動くようにする役目です。何度もトライしていると自然とわかってくるとおもいます。
インナーケーブルは、前後とも変速関係のすべての作業を終えたのちに適当な長さでカットします。フロント側はモデルによっては長すぎるとクランクにあたるので注意します。
カットする時は、ブレーキのインナーと同様セロテープなど巻いておくとほつれることがないので安心ですね。特にフロントはほつれやすいので注意してください。最後に、撚っているインナーがばらけてこないようエンドキャップをつけて終了です。
インナーの出しろ調整で先端をわずかに切断する際にはすべてのインナーケーブルで共通することですが、セロテープなどを巻く際に、先端側はテープを密着させて止めておかないと細かい切れ端が散らばってしまって大変ですからご注意ください。