BIKE SHOP アティック 店長のプロフィール
BIKE SHOP アティック 代表
片平 輝昭(かたひら てるあき)
BIKE SHOP アティック 代表
片平 輝昭(かたひら てるあき)
自転車との出会いによって将来の目標が見えてきた
札幌市北区にある「BIKE SHOP アティック」の代表片平さんはロードレーサーの顔を持つ。過去に、国体はもとより全日本クラスのレースで活躍。北海道に移り住んでからは、ツールド北海道国際大会にも北海道選抜チームと実業団チームで二度参加した。道内の主要な大会にも数々の成績を残してきた片平さんだが、「これからは生涯スポーツとして自転車に関わっていきたい」と、サイト運営にあたって、インタビュアーにその決意を語ってくれた。
片平さんと、自転車との運命ともいえる出会いは学生時代のとある日曜日までさかのぼる。これといって夢中になれるものが無かった片平さんの目に飛び込んできたのは、ランドナー(ツーリング用の自転車)で軽快に走っている友人の姿だった。それ以来、その友人の影響を受け気づけば自分も自転車を趣味にするようになっていた。その後、全国各地をツーリングするようになり、いつしか将来は自転車に関わる仕事がしたいと思うようになる。
自分の好きなことを仕事にして生きていきたい
「サラリーマンなら安定した収入や休みが得られるけれど、当時の私はとにかく自分の好きな仕事をやっていたい!という思いが強くて、一度就職した会社から、数年後、千葉県のサイクルショップに転職しました」と片平さん。その後、ロードレースに参戦し始めたことがきっかけでフレーム作りに興味を持ち、VOUGUブランドで有名な「オリエント工業」でビルダー修行に明け暮れる。
本格的に競技に力を入れるようになってからは、京都へ移り住んだ。その気合いの入れようは片平さんの行動が物語っている。自転車中心の生活は5年間続いた。「今でも当時の事は忘れられない」と片平さんは言う。平成元年、新天地を求めて北海道に移住。北海道でショップを出したいという夢を模索しながら6年間レース活動を中断していた。
ロードバイクの持つ素晴らしさを伝えたい
現在は「BIKE SHOP アティック」を経営する傍ら6年間のブランクを経てまた自転車に乗りはじめた。
「今度は楽しみながらレースに参加するようになったんです。サイクリングや自転車レースにはママチャリでは決して味わえない爽快感があるんです」と片平さん。レースの後のなんともいえない満足感や充実感に浸っている時に、このロードバイクの持つ素晴らしさをもっと多くの人に伝えなければという半ば使命感みたいなものを感じて…、という彼の言葉を聞いて、なんだかその爽快感とやらを体験してみたくなった。片平さんのますますの普及活動に今後目が離せそうにない。
interview by intercrew