まずご予算が決まっていますから、あとはお好みに応じたメーカーの中から好きなカラーのものを選択するわけですが、そのときに大事なのがフレームサイズ。気に入ったモデルであっても、ご自分の体に合わないサイズのロードレーサーでは乗りにくいバイクとなってしまいます。
ご自分の股下サイズがおわかりでしたら、以下の計算式で適正なフレームサイズ(mm)を求めてみてください。
(股下サイズ×0.885)÷1.3
以下、長くなりますが、サイズについて少しお話させてもらいます。
ここでのフレームサイズとは、ボトムブラケット中心からシートチューブ先端までの長さを言い、これは「芯トップ」サイズと呼ばれます。カタログで表示されているフレームサイズはほとんどがこのサイズ方式です。略式記号でC/T(センター/トップ)と表記されている時もあります。
ちなみに、より詳細にバイクのスケルトン(各部の寸法)が掲載されているカタログでは、ボトムブラケット中心からシートチューブとトップチューブ交点までの長さの「芯芯」サイズが表示されている場合があります。略式記号ではC/C(センター/センター)表記。
アルミやカーボンフレームでは、クロモリフレームに比べて「芯トップ」の表記サイズが長くなります。これはシートポストを固定する方法としてシートクランプが多く使われますから、シートクランプを装着する長さ分が加算されているためですが、メーカーによってはデザイン上からか必要以上に長くなっているケースも見受けられます。いつも「C/C」でサイズを判断する癖を付けておくといいかもしれません。
さて、ご自分の適正サイズがわかったら、あとはお気に入りモデルから探してみましょう。
もしお気に入りのモデルで適正サイズと思われるバイクを用意していない場合は、そのサイズの前後10mmくらいまでは適応範囲ですが、もしもそれ以上サイズが変わってくる場合は残念ですがそのモデルはあきらめましょう。
外観のカラーやデザインもすごく大事な要素ですがサイズの合わないバイクは乗りにくく快適な走りを得ることはできません。せっかくのかっこいいロードレーサーも台無しです。サイズの合うモデルを選んでください。
今回ご希望されている価格帯の市販ロードレーサーでは、メーカーごとの性能の違いはないと考えてよいかと思います。各メーカーのモデルをいろいろ検討してみてください。見ためも気に入ってサイズも自分に合うバイク、それが普段から大事に乗ることにもつながり、そして結局はそれが良い買い物なのだと思います。