ペダリングがうまくいかないとストレスにも感じますよね。まずサドルの高さとクリート位置が適正かどうかを確認してみてください。
ペダリングスキルは適正なサドル高さとクリートの位置が重要ですが、それが合っていることを前提に、以下のことを意識しながら走ってみてください。基本的なことを箇条書きでご説明します。もしご自分に当てはまらない場合は聞き流してください。
-乗車中は腕を突っ張らずに(手でハンドルにもたれ掛からないように)、常に腰に重心を置くようにペダリングする。
-ブレーキレバーを握ってのライディング中は手首を肩からレバーへの中心線上に置いて、上腕を効率良く使えるよう手首を絶対外側に開かないよう注意する。手首の支点が中心線から外側にずれていると、ハンドルがぶれやすくなりまっすぐ走るうえで支障が出ます。
-背中は反らせず、腹筋を使えるよう(力を入れるのではありません)軽くへそを引いて背中がカーブするフォームを意識します。
-どのハンドルポジションでも顎は上げない。目線を10~20m先くらいにおいて路面状況をよく確認しながら走る。
-腰まわり、特に大腿の付け根の横の可動している部分を意識してペダリングする。大腿の前側だけではなく後ろ側の二頭筋も使っているという意識です。
-回転中膝が上死点にきた時は膝がトップチューブと平行もしくはやや内側になるようにし、絶対に外側には開かないよう注意する。これはペダルが上死点と下死点にある時、その各々の位置はクランクを回転させる分力が生じにくい点であるため、それぞれのペダルの次の移動先に効率よく力点を発生させることを目的としてペダルを回すためです。大腿内側がサドルに軽く接触していることを意識しましょう。
-ツーリングで俗に言う踵が下がる「アンクリング」のペダリングは避ける。360°の回転中、足首の関節角度は当然それぞれの位置で変わってきますが、足の角度を一定に保ちつつ母子球部分に踏力を集中させながら回している感覚をもつ。
-重いギアは踏まない。平地では最終的にケイデンス100回転を持続できるくらいの回転中心のライディングを心掛け、心肺機能の向上に努める。必要以上にギアを掛けている場合は上体にブレが生じることも有り得ます。これは良くありません。
以上のことを意識せずとも自然に行えるようになれば、傍から見てカッコイイフォームになっていると思います。特にペダリングスキルを向上させるためには5~8番目が大事です。また、クランクはご自身の身長に合った長さですか。長すぎるということはありませんか。