冬の間のトレーニングにローラー台は欠かせませんね。 室内練習には必須アイテムですが、それぞれの特徴を述べてみたいと思います。
まず、ローラー台は大きく固定式と3本ローラーに分かれますが、練習メニューのバリエーションを増やせるのは固定式のほうです。外でのロード練習により近いのは3本ローラーですが、3本ローラーは強度の高いインターバルを行うには不向きです。一定ペースで練習し続けるのには適しているものの、インターバルトレーニングを3本ローラーで行うとしたら無理があります。
少しづつ体力が上がってきたなと思ったら、インターバルを取り入れることでさらに体力を上げていくことができますので、体力アップを目指すのでしたら今後の練習メニュー作りのためにも固定式のほうがよいかと思います。
固定式ローラー台は、負荷方法がマグネットによる磁気負荷と、自動可変負荷システムの2つに大別されます。磁気負荷のほうには負荷ユニットに負荷を調整する機能が備わっていて、グレードによって負荷ユニット自体に調整レバーが付いているものと、リモートコントロールレバーをハンドルなどに取り付けて利用するものとがあります。
磁気負荷のローラー台ならば、バイクから降りることなくハンドルで調整できるリモコンレバーのほうが圧倒的に使いやすいです。インターバルトレーニングでは特に。インターバルではリモコンレバー以外は現実的ではありません。
もう一方の自動可変負荷システムのタイプはほとんどがオイル抵抗式となります。ローラーの回転数に応じてユニット内の負荷が自動的に調整されるシステムで、同じメーカーの機種であれば自動可変負荷のほうが走行音は静かです。中には磁気負荷と共用させてさらに抵抗を増やしているモデルもあり、価格によって仕様が異なります。
ローラー台の使い勝手は価格に比例しますのでご予算に応じて選んでみてください。使い勝手もですが、もし長く使いたいならそれ以上に価格に比例する耐久性も見逃せないポイントですね。3万円台くらいからの製品でしたら間違いないかと思います。
安価なモデルは、使用頻度にもよりますが次第にユニットにガタが発生するケースもありますから、その点も考慮してお選びください。ただ、もしひと月に数回程度のご使用で数年使えればよいというのでしたら、どのモデルも価格差による耐久性は心配される必要はないと思います。
もう一点、ローラー台で一番気になる静音性ですが、これも価格に比例します。耐久性と同じく3万円以上の製品でしたら安心できるのではないかと思われます。