UCIのルールで、ロードレースではドロップハンドル以外は使うことができません。サポートハンドルも使用できません。以前はスピナッチなどDHバーを小型化したようなアタッチメントバーを使用できましたが、現在は使用できません。UCIではより安全性を重視する方向で順次ルールが改定されています。サポートハンドルは落車を誘発させる原因にもなるから使用中止になったんですね。
ちなみに、タイムトライアルではBBセンターから75㎝までの突出し範囲でDHバーが使用できます(身長によって猶予があります)。機材の進化に伴い、UCIでは新機材が出るたびにルールも改正されていくようですね。例えば、数年前に改正されたアワーレコードの記録も新機材を使ったものとトラディショナルなものに分けられました。前者がパフォーマンスを称える記録、後者が公認記録となります。フレームもボリュームのあるパイプが増えるにつれ、形状やパイプの太さなど、機材によって優劣が出ないようルールの項目に盛り込まれています。
日本ではレースの際の車検が少なくなっておりますし、市民レースレベルでは、仮に車検があっても単に安全面での整備チェックに終わっていますので、現実にルールが適用されるケースはないかもしれません。
でも、あきらかにルール違反の場合は、マーシャルがチェックしていた時に機材の不備で出走を制限されることもないとはいえません。ルールに則って開催されているレースですから、不公平のないように平等な条件のもと走りたいものです。