このコースはアティックを基点にしてご紹介します。小樽から定山渓まではハードなコースですから、トレーニングを目的として走る方にご参考となるようなコース紹介をいたします。サイクリングで走る方はワイドなギア設定のバイクがよいかと思います。
新川通りから国道337に出て5号線に合流し小樽方面に向かいます。途中の張碓峠は2kmくらいの緩い上り坂、でも手前の下りでスピードが出るのでそのまま持続させながら突入するとハードな上りに様変わり。高速をくぐったあたりから徐々にきつくなってくるから(体感的に)できるだけ落とさないよう踏ん張りましょう。
2つめの高速をくぐったら峠まではあとわずか。最後まで頑張りましょう。ここで1本もがけたら上りのスプリント能力も上がります。ただし、この先の山岳ルートを考え無理は禁物。
下りを終えた最初の交差点ですぐ左折して、朝里の街を通って定山渓方面に向かいます。朝里を過ぎたら定山渓までは山岳ルートなのでコンビニなど補給ポイントがありません。高速のインターチェンジをすぎたセイコマで補給しておきましょう。
しばらくしてダム手前のループ橋があらわれます。ここは緩い上り坂ですがこの上りで出し切るとあとがつらいので、ここは少しセーブしながら上るといいですね。最初からダムの休憩所で休むという場合はここで1本もがいてもよいかもしれません。休憩所は自販機とトイレ完備です。
で、数キロ続く平坦路を終えたらいよいよ今日一番のハイライト、朝里峠までの上りが始まります。ここから数キロ続く激坂は、札幌近郊でも有数の難コース。とはいってもトンネルが出来てからはずいぶん楽になりました。今は旧道となって通行できなくなっている朝里峠越えの時はほんとにきついコースでした。
トンネルが見えてきたらここを過ぎればひと安心。今度は一転、定山渓手前にあるさっぽろ湖まで下りのスピードを養えるほどよい傾斜が続きます。新緑の春と紅葉の秋は景色もきれいでとても気持ちよく走れます。
ただ、反面、行楽シーズンは交通量も多くなるため、幅員が狭くカーブの多いこのコースは注意が必要です。行楽の車より自転車のほうが速い場合もありますが、事故防止のためにも気持ちを抑えてくれぐれも安全走行でお願いします。
そして、さっぽろ湖が見えてきたら、数キロ走るとしばらくトンネルが続きますからこのコースを走る時はライトが必要です。ここのトンネルは暗いので、必ずハンドルに前照灯とリアに自発光式リフレクターを装備して走ってください。無灯火で走るバイクも見掛けますがとても危険です。
定山渓から札幌市内へ続くR230は、交通量が多く街中は路上駐車の車も増えるため藤野からはトレーニングモードから普通のライディングに切り替えたほうがよいかもしれません。
街中を通りたくないときは、簾舞から旧道に入り白川から南の沢経由で小林峠へ抜けるコースもあります。でも、こちらは疲れた体にはさらにハードなコース。関心あったら地図で調べてみてください。レース活動されている方など、もっとトレーニング強度を高めたいという時にはおすすめです。
【地図のご利用方法】
コース図の下にある標高グラフでルート上の標高と斜度、距離を知ることができます。ルート上の調べたい区間だけを標高グラフに表示させたい場合はドラッグしてみてください。コース図は選択箇所が赤から青に変わり、標高グラフはドラッグした場所の距離表示に切り変わります。クリックすると元の表示に戻ります。(PC向けの機能となります)
スマホでは標高グラフをドラッグすることはできませんが、タップするとその地点の標高と斜度、距離が表示され、コース図が連動して移動します。
PCではコース図を拡大して(全画面表示)ご覧いただくこともできます。ヘッダーのコース名をクリックしてください。リンク先のRide with GPSにジャンプします。Ride with GPSで標高グラフをドラッグすると、最高勾配・平均勾配・獲得標高などさらに詳細な情報が得られます。